私、アルバイトだけど産休・育休とって職場復帰しました☆

しまちゃい
しまちゃい

こんにちは、2歳男の子ママのしまちゃいです☆


アルバイトやパートでも産休・育休ってとれるの?」「実際どうなの?」
今回は、アルバイトの私が産休・育休を取得して職場復帰したことについて書かせていただきます。
大企業や制度のしっかりした会社なら、アルバイトでも産休・育休制度が整っているのかもしれません。
しかし、私の勤めているところは社員10名ほどのちっちゃな会社で、女性は私ひとり。
今までの女性社員が産休・育休を取得した例はありませんでした。

しまちゃい
しまちゃい

入社したときは私含め2人だったのですが半年後には1人に。。

アットホームな社風で相談しやすかったこともあり、まずは自分で調べて法律で認められている権利だということ知り、声にすることで取得に至りました。
アルバイトやパートだと取れないと思っている方や取りづらいと感じている方へ。
「アルバイトだから・・・」と諦めてしまう前に、声にしてみることで、出産後の選択肢が広がるかもしれません。

そんな私の体験談です。
ちなみに、私は職場復帰に対して前向きだったかというと当初はそんなことありませんでした。

こんな方に読んでもらいたい
  • アルバイトやパートでも産休・育休が取得できるのか悩んでいる方
  • アルバイトで産休・育休を取得した経験談を知りたい方
  • 産休・育休中で職場復帰をするか迷っている方

アルバイトの私が産休・育休を取ろうと思ったわけ

実は私は正社員経験はありません。
そのことで馬鹿にされているように感じたこともあったし、そのことがとてもコンプレックスに感じることもありました。
アルバイトですが、仕事は責任を持って取り組んできました。
とはいえ正社員と責任の重さが違うのも事実なので、ぬるま湯で生きてきたと言われればそうかもしれません。
正社員になるお話がなかったわけではありませんが・・・

ちなみに私の仕事遍歴は、ラッピング専門店スタッフ→雑貨店スタッフ→制作会社で事務など(今ここ)です。
出産前は週5フルタイムで働いていました。

女性はライフステージの変化に伴って、頭を悩ませることも多いと思います。
結婚したら退職して、好きなことを仕事にできたらな〜なんてフワっと考えていたものの、現実はそう甘くはなく・・・
夫は私に安定して(できれば正社員で)働いてほしいと思っているし、夫の転職もあったので、子どもができるまでは頑張ろうと思って働いていました。

実際、このままでいいのか?と転職を考えることもありました。
早めに子どもが欲しい・・・ともどかしくなる気持ちもありました。

そうこう悩みながら働いてるうちに月日は経ち、「子どもができたら辞める」なんて考えていたところから、ここまで働いているなら産休手当・育休手当が欲しい!に気持ちは変化していました。
気づけば今の会社に入って5年が経っていました。

しまちゃい
しまちゃい

ここで産休・育休が取得できるなら、それまで頑張ろうかな。

子どもがすぐに授かれたわけではなかったので、妊活もスタート。
仕事はある程度わりきって、「自分の人生で本当に大切にしたいことは何だろう」と考えながら、悩みは悩みのまま一旦心にしまって日々を過ごしていました。

悩んでいるときはそこから抜け出したい一心ですが、悩んだまま進んだっていいじゃないと今は思ったりしています。

まずは産休・育休制度について調べました

私が産休・育休の取得に向けて、まずやったことは自分で制度を確認するということでした。
ホームページを見たり、分からなければ電話で問い合わせをすることも。
前例がないし「自分で主導で手続きしなきゃいけなくなるかも」と思っていたので、何をどこに提出するのかをまとめました。
前提として、私は会社で社会保険に加入しています。

条件や詳細、最新の情報についてはご自身でご確認ください。

産休について

産休とは、産前産後休暇のことで、出産する本人はだれでも取得することが可能です。
出産育児一時金については、健康保険に加入または被扶養者であれば受給できますが、出産手当金については会社で健康保険に加入していることが条件になります。

出産育児一時金

健康保険に加入または被扶養者であれば、1人につき42万円(双子の場合は84万円)受給することができます。(協会けんぽHP
出産時にかかる費用に充てることが一般的で、支給方法については、私は健康保険組合から医療機関に直接支払いをしてもらう直接支払い制度を利用しました。
病院で渡された用紙に必要事項を記入して提出するだけだったので手続きは簡単でした◎
利用しない場合は、出産費用を医療機関へ自分で支払ったうえで協会けんぽに申請することになるので、ちょっと面倒そうです。。

出産手当金

会社の健康保険に加入していれば、産前42日〜産後56日の範囲内で会社を休んだ期間を対象として出産手当金を受給することができます。
出産手当金の金額は標準報酬日額や出産日によって計算されます。(協会けんぽHP

提出書類▶︎建国保健出産手当金支給申請書
提出先▶︎全国健康保険協会 各支部(郵送可)※出産後の提出が一般的

しまちゃい
しまちゃい

出産手当金を支払うのは企業が加入している健康保険組合の協会けんぽですので、今一度ご加入の健康保険組合のHPをご確認ください。

社会保険料の免除

産休中は健康保険・厚生年金保険の保険料は、産休中に事業主が年金事務所に申請することで被保険者・事業主の両方の負担が免除されます。(日本年金機構HP

提出書類▶︎健康保険・厚生年金保険 産前産後休業取得者申出書届
提出先▶︎事業所の所在地を管轄する年金事務所(郵送可)※出産前または後(産休期間中)

育休について

育休とは、育児休業のことで、子どもを養育するために子どもが1歳(一定の場合は最長で2歳)になるまで取得できる制度です。
有期雇用の場合は、以下の条件を満たせば育児休業給付金を受給することができます。

  • 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること(令和4年4月1日からはこの要件は撤廃されました)
  • 子が1歳6カ月に達する日までに、労働契約の期間が満了することが明らかでないこと

ただし、育休申出の日から1年以内に雇用関係が終了する労働者・1週間の所定労働日数が2日以下の労働者については事業主は申し出を拒むことができ、拒まれると育休を取得できません。

育児休業給付

育児休業給付金は雇用保険から支給されるので、申請はハローワークへ行います。
概要や支給額・手続きについては(育児休業給付の内容及び申請手続きについて)を確認しました。

※初回は、育休開始日から4ヶ月を経過する日が属する月末までに。
※2回目以降は、ハローワークが指定する支給申請期間の支給申請日。
提出書類▶︎
・初回(事業主が提出)①育児休業給付金受給資格確認票 ②初回育児休業給金支給申請書 ③被保険者休業開始時賃金月額証明書
・2回目以降(できるだけ事業主が提出)①育児休業給付金申請書 ②被保険者休業開始時賃金月額証明書
提出先▶︎事業所の所在地を管轄するハローワーク

社会保険料の免除

育休期間中の健康保険・厚生年金保険の保険料は、育休期間中に事業主が年金事務所に申請することで被保険者・事業主の両方の負担が免除されます。(日本年金機構HP

提出書類▶︎健康保険・厚生年金保険 産前産後休業取得者申出書届
提出先▶︎事業所の所在地を管轄する年金事務所(郵送可)※産後休業終了後(育休期間中)

しまちゃい
しまちゃい

調べたことはワードにまとめてプリントアウトしておきました。

私は、育休取得の条件を知ったタイミングが、転職を考えたタイミング、妊活のタイミングと同じ頃だったので、これまた悩みました。
もっと早くに確認していれば、また違う選択をしていたかもしれません。

産休・育休いつから?自動計算サイト

「実際いつから産休に入れるの?」カレンダーで数えれみてもよく分からなかった私。
産休・育休はいつから?産前・産後休業、育児休業の自動計算 のサイトを活用しました!
同じような方がいれば、ぜひ参考に使ってみてください。

段階を踏んで相談しました

ここからは私が会社の社長は上司にとった行動です。
妊娠前から今後の可能性について相談しておいたことはよかったなぁと思っています。

しまちゃい
しまちゃい

制度についてまとめたプリントをお守りみたいに持って相談しました☆

まずは上司に相談

相談しやすい上司を見つけて、妊活中から相談していました。
既婚者で奥様も妊活をしていたりと理解が得られやすく、話しやすい存在がいたことはとてもありがたかったです。
社長へどんな風に話を持っていったらいいか?も相談しました。

社長に取得させてもらえるかお伺い

以前に雑談程度で取得できるか軽くは聞いていたものの不安だったので、再度きちんと確認しました。
少し驚いたような反応だったので、社長も実際に取る意思があるとは思っていなかったのかも。
基本的には「女性の頑張りも応援したい」と復帰に対してウエルカムな職場だったので快諾してもらえました。

しまちゃい
しまちゃい

ここで無理と言われたら、すぐやめて転職しようと思ってました!

私が勤める会社の社長攻略ポイントは「産休手当・育休手当のお金の出どころを明確に」しておいたことでした。
また、社会保険料が免除になることもポイントでした。

前例がないので社長に制度を認識してもらうことがまず第一かなと感じました。
会社が支払わなければならないと勘違いされていると、話は違ったかもしれません。

妊娠の報告と取得に向けての相談

妊活から半年ほど経った頃に、嬉しいことに子どもを授かることができました。
妊娠がわかってからは、社長と上司には早めに相談。
前に6週目で自然流産してしまったこともあり、妊娠がわかってすぐの報告に迷いはありましたが、妊活の話をしていたこともあり、母子手帳をもらいに行くタイミングで話をしておくことにしました。
職場近くのクリニックに通っていたこともあり、早めに相談することで妊婦健診にも行きやすかったです。

あとは「いつから産休に入るのか」「育休はいつまで取得するのか」「手続きはどうするのか」を相談しました。
手続きについては、私の勤める会社の場合は、税理士さんに委託していたのできちんとやっていただけるということで安心感はありました。

産休・育休中も手続きの確認を忘れずに

きちんと手続きしてくれているかを確認することは大事です。
そろそろ書類提出してくれてるかな?育休手当ちゃんともらえるかな?と育休中も不安になることがありました。
忙しくて後回しになって忘れられてしまうこともあるので、会社の担当の方とは連絡をとっておく方がいいと思います。
連絡を入れておくことで、保活の状況はどうか、復帰はいつになるかの相談もしやすかったです。

職場復帰して今は時短で働いています

実は産休・育休をとって、そのままフェードアウトするかもな〜なんて思っていました。
色々悩んで決めれずに日々は過ぎていき、保活の時期に。
息子は6月生まれだったので、0歳4月入園にするか1歳になってからにするか悩みながら、とりあえず保育園見学に行きました。
ここだったら通わせたいなと思う園があり、とりあえず保育園申し込んでみてから考えようと申請書類を提出。
この時点での本音は「行けたらいいな半分、落ちたらいいな半分」
2月に保留通知がきて正直ホッとしていたのも束の間、辞退があったのか入所通知が届きました。
保育園が決まってからも辞退しようか頭をよぎりましたが、考える間もなく面談の日程に。

しまちゃい
しまちゃい

夫や母は、みんな働きながら子育てしてるから頑張ってみようよスタンス(ちなみに母は専業主婦だけど)

「まだもう少し子供といたい気持ち」「第一希望の園に行けるチャンス」「子どもにも私にも、それぞれ社会のつながりがあった方がいいのではないか」「子育て・家庭と仕事の両立、私になんてできるのだろうか」・・・
悩んでも悩んでも答えなんて出ませんでした。

先輩ママ
先輩ママ

保育園も仕事復帰もとりあえずやってみてから考えればいいんじゃない?
しまちゃい考え過ぎだよ。
意外となんとかなるもんだし無理だったら辞めればいいんだから。

保育園の入園条件のひとつに、元の職場に復帰というのがあり(その後、すぐ転職しても問題なし)、とりあえず復帰してみることに。
復帰した当初は転職するぞと求人サイトを見たりしていたものの、今も同じ職場で働いています◎
職場の皆さんが「おかえり〜」と言ってくれたことは、なんだかんだ嬉しかったです。
そして今やこの環境がありがたくて、復帰してよかったなと感じています。
「あの時、早まらなくてよかったな〜」「帰る場所があってよかったな〜」なんて思っています。

決断することが全てみたいに言われることもありますが、決断できないことも悪いことではないんだなぁと。
今は辞めないと決めたというよりは、悩んで迷って決めきれず、気づいたら1年過ぎていたので、この感覚です。
だけど、おかげで今の私が成り立っています。

しまちゃい
しまちゃい

あのとき決断できなかった自分にも感謝☆

おわりに

今回の記事は、あくまでも私の産休・育休取得〜職場復帰までの体験談でした。
職場の雰囲気や状況によって、妊娠中の体調によって、それぞれ事情は異なるので、取得が難しいこともあるかと思います。

ただ、自分の中だけで「バイトだから」「パートだから」となってしまってはもったいないな〜と。
女性の社会復帰はまだまだ難しいなと感じる世の中。
産休・育休を取得して、産後の選択肢を残しておくことは、最善策だと思うのです。
実際に復帰するかしないかはまたその時考えればいいので◎(私みたいなパターンもある!)
育休の取得は職場復帰が前提なので、大きな声では言えないけど。

しまちゃい
しまちゃい

復帰したら女性が増えてて今は3人♪

会社としても「実績ができた」「いいサンプルや」となっていましたよ。

とはいえ、ずーーーっと今のところで働くのかと言われれば、それも疑問。
現在の私は、週4でパートしながら週1フリーランスとして働き方模索中です☆

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。